産前産後のお母さんを支える医療従事者団体

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Association

 
 
 
 
 
 
 

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MHA (mother-health-association)設立の思い
 
 
  • 整形外科医として日常診療・手術に携わっていますが、時折赤ちゃんを抱っこした
  • お母さんが外来に訪れることがありました。
  • 「腰が痛くて、他の整形外科に行っても様子見だけで。整骨院も高いお金取られたのですが治らなくて。
  • 何が起きてるのか知りたいんです。」
  • その日は患者も珍しく少なかったのでじっくりと診察をしてみると
  • ある程度、腰痛の原因は診断できました。が、一気に治せるものでもありませんでした。
  • リハビリをすれば結構改善しますよ、と伝えたのですが赤ちゃんのこともあり通院できないとのことでした。
  • でも…
  • 「今私がどうなっているか分かって安心しました。何かできることは無いですか?」
  • と聞かれ、自分でできるストレッチや注意点を伝えて、その日の外来は終わりました。
  •  
  • 後日、再び受診されて症状が無くなってはいませんが軽くなった事を伝えてもらいました。
  • 「すみません、スカッと治せればいいんですが…」
  • 「いえ、育児で自分でも疲れ切っていて、どこに行けばいいかもわからなくて…
  • そんな中で何が起きているか、何をしたらいいか教えてもらえたので助かりました。
  • 実際良くなってきましたし。」
  •  
  • この時の患者さんの言葉で産前産後のお母さんは普通の患者さんとは『違う』と気がつきました。
  •  
  • 育児における不安に重なる体の不安
  • 何が起きているか分からない不安
  • どこで相談したらいいか分からない不安
  •  
  • この3つが違いだと思います。
  •  
  • その後、縁あって淀川キリスト教病院の産婦人科部長の丸尾先生と交流があったので
  • 是非何かできないかと「産前産後疼痛外来」というお母さん専門の外来をはじめました。
  • 1年以上経過しましたが先ほどの『違い』は益々確信を持つに至りました。
  •  
  •  
  • 残念ながら整形外科医全員が産前産後のお母さんの診察をしっかりできるとは思えません。
  • 逆にしっかり診察してくれる先生もいることも事実です。
  • 同様のことが他の職種にも言えると思います。
  • でも私をはじめ、しっかり診察をしたとしても1つの職種の知識では
  • 幅広く考えなければならない産前産後の疾患については力不足になると感じます。
  • 自分自身もしばしば産科、小児科、皮膚科の先生にアドバイスをもらうことも多々あります。
  •  
  • 私の場合はたまたまそのようなアドバイスをもらえる環境にいるのですが
  • 産前産後のお母さんの支援をしている他の職種の方が同じ環境であるわけでは無いと思います。
  • 自分のことを振り返り、同じようにアドバイスをもらえたり他の職種の知識を得られる場があれば
  • 非常に産前産後のお母さんを支援する方々の有意義になれると思いました。
  •  
  • その事を丸尾先生に相談し、この多職種が情報共有できるような団体として
  • 「mother-health-association (MHA)」を立ち上げる事を決心しました。
  •  
  • 淀川キリスト教病院の産科病棟の助産師さん、他病院で頑張っておられる理学療法士の方など
  • 様々な方に賛同してもらえたことで、多職種という基本的な形をとることができました。
  •  
  • 医師、助産師、理学療法士に限らず産前産後のお母さんを支援する方々のご協力を是非お願いします。
  •  
  •  
  •  
  • 阿波 康成
  •  
 
 
 
 
MHA 設立の思い
 
 
  • 整形外科医として日常診療・手術に携わっていますが、時折赤ちゃんを抱っこしたお母さんが外来に訪れることがありました。
  • 「腰が痛く、他の整形外科に行っても湿布だけで様子を見ると言われて。整骨院もお金高かったんですが治らず…。どうなってるのか知りたいんです。」
  • その日は患者も珍しく少なかったのでじっくりと診察をしてみると,ある程度は腰痛の原因は診断できました。が、一気に治せるものでもありませんでした。
  • リハビリをすれば結構改善しますよ、と伝えたのですが赤ちゃんのこともあり通院できないとのことでした。
  • でも…
  • 「今私がどうなっているか分かって安心しました。何かできることは無いですか?」
  • と聞かれ自分でできるストレッチや注意点を伝えて、その日の外来は終わりました。
  •  
  • 後日、再び受診されて症状が無くなってはいませんが軽くなった事を伝えてもらいました。
  • 「すみません、スカッと治せればいいんですが…」
  • 「いえ、育児で自分でも疲れ切っていて、どこに行けばいいかもわからなくて…そんな中で何が起きているか、何をしたらいいか教えてもらえたので助かりました。実際良くなってきましたし。」
  •  
  • この時の患者さんの言葉で産前産後のお母さんは普通の患者さんとは『違う』と気がつきました。
  •  
  • 育児の不安に重なる体の不安
  • 何が起きているか分からない不安
  • どこに相談したらいいか分からない
  •  
  • この3つが違いだと思います。
  •  
  • その後、縁あって淀川キリスト教病院の産婦人科部長の丸尾先生と交流があったので是非何かできないかと考え「産前産後疼痛外来」というお母さん専門の外来を開始しました。
  • 1年以上経過しましたが先ほどお話した『違い』は益々確信を持つに至りました。
  •  
  •  
  • 残念ながら整形外科医全員が産前産後のお母さんの診察をしっかりできるとは思えません。
  • 逆にしっかり診察してくれる先生もいることも事実です。同様のことが他の職種にも言えると思います。
  • でも私をはじめ、しっかり診察をしたとしても1つの職種の知識では幅広く考えなければならない産前産後の疾患については力不足になると感じます。
  • 自分自身もしばしば産科、小児科、皮膚科の先生にアドバイスをもらうことも多々あります。
  •  
  • 私の場合はたまたまそのようなアドバイスをもらえる環境にいるのですが産前産後のお母さんの支援をしている他の職種の方が同じ環境であるわけでは無いと思います。
  • 自分のことを振り返り、同じようにアドバイスをもらえたり他の職種の知識を得られる場があれば非常に産前産後のお母さんを支援する方々の有意義になれると思いました。
  •  
  • その事を丸尾先生に相談し、この多職種が情報共有できるような団体として「mother-health-association (MHA)」を立ち上げる事を決心しました。
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  • 淀川キリスト教病院の産科病棟の助産師さん、他病院で頑張っておられる理学療法士の方など様々な方に賛同してもらえたことで、多職種という基本的な形をとることができました。
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  • 医師、助産師、理学療法士に限らず産前産後のお母さんを支援する方々のご協力を是非お願いします。
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  • 阿波 康成
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